ペトラ(PETRA)遺跡(ヨルダン)

ヨルダン国旗

The Rose Red City

更新 99/02/09


98年10月12日

 ヨルダンで最も有名な観光地といえば、それは世界遺産にもなっているペトラ遺跡である。ここは、2000年以上前のナバタイ人によるものである。象牙やスパイスや絹などの貿易をしていたキャラバンが通過する交通の要衝でナバタイ王国の財政は潤っていたらしい。106年、ローマ帝国に併合されたため、ローマ風の劇場、列柱も見られる。7世紀のイスラム軍、12世紀の十字軍到来以来、この地は人々に忘れられた廃都となっていたが、1812年、スイス人探検家Johann Burckhardtによって発見された。

 ヨルダンの首都アンマンの空港に10月10日深夜に到着。空港のホテルに泊まり、翌朝からレンタカーでキングス・ハイウェイ(王の道)経由でペトラ遺跡のあるワディムーサまでまる1日走って到着(途中、マダバの近くのモーゼ終焉の地であるネボ山や死海に寄ったりして約380km)。

 「地球の歩き方」にも載っているPEACE WAY HOTELに宿泊。宿の人も日本人びいき。朝夕食付きでシングル25JDあるいは20JD(1JD=約170円) と言われたが、朝食だけでいいと言って20JDの部屋を14JDにしてもらった。ペトラは観光地であり他の町より物価が高いことを考えると安いほうだと思う。このホテルでは、ロビーにフセイン国王の写真を飾っていた。ヨルダンではフセイン国王を敬う人が多いようだ。トルコのアタチュルクのように。フセインというと隣のイラクのサダム・フセインの方が有名であるが、ヨルダン国王もフセインという。

 翌日、8:30〜14:30まで6時間かけて遺跡を見学した。遺跡は6:00amから6:00pmまでオープンしている。昼間は陽射しがきついので、なるべく朝早く行くことをすすめる。入場料は以下の通りで非常に高い。なんとホテル代より高いのである。

 ペトラについての資料や質問はビジターセンターのTalal H.Falahatさん(FAX:962 3 2157164)が対応してくれると思う。なお、エル・ハズネ(宝物館)の後方の山の上へ上がって行くルートでRoman Soldier Tombの方へは時間的にも体力的にも足りず、行くことはできなかった。とても広い遺跡である。

ペトラ遺跡の主要ポイント

シク 宝物館 宝物館 ローマ劇場 列柱の通り 修道院 Urnの墓

5.シク

6.宝物館

7.宝物館

13.ローマ劇場

15.列柱の通り

22.修道院

29.Urnの墓

上記の写真はクリックすると別ウィンドウで拡大。


主な見所の説明

2.入口 次に述べるシクを歩くのがつらい人は、馬、途中から馬車に乗って、最初の見所のエル・ハズネまで楽に行くことができる。
5.Siq(シク) 1.2kmほどの長さでエル・ハズネ(宝物館)まで続く、100mほどの高さで非常に幅が狭い。狭いところでは昼間でも日が射さないために暗い。とはいえ、馬車が走れるほどの幅はあるのだが。岩肌の模様はなかなかの見ごたえ。インディ・ジョーンズ最後の聖戦では、聖杯にたどり着くまでの手がかりで三日月の谷と言われていたところ。インディ・ジョーンズは父らと1人ずつ馬に乗り、エル・ハズネを目指した。
6−10.エル・ハズネ

  (宝物館)
入口から30分ほど歩き、うす暗いシクが終って、ふと視界が開けたと思うと、エル・ハズネが眼前に迫ってくる。インディ・ジョーンズ最後の聖戦で記憶に残っている人も多いと思う。幅30m高さ43mで紀元前1世紀のもの。No.9は中から外に向かって撮ったもので、シクの幅の狭く切り立った谷の様子がわかると思う。No.10は、建物内を撮った写真だが、奥行きはさほどなく、壁はのっぺらぼうで彫刻も何もない。ただし、岩のマーブル模様がすごい。インディ・ジョーンズはこの中に入り、見事聖杯を見つけたのだが、あのイメージで中に入ると少しがっかり。
13.ローマ劇場 No.10,11のファサードの通りを抜けると、7000人収容というローマ風の円形劇場がある。もともとナバタイ人が建てたものをローマ人が拡張したらしい。
以下の地図は各番号またはポイントをクリックすることで

別ウィンドウ上で写真を見ることができる。

<Clickable Map>

15.列柱の通り Colonnaded Streetは、ローマ時代の遺跡と思われる。この辺りがペトラの中心で開けている場所。道の両側には商店が並び、人通りの多い道だったのだろう。
17−20.エル・ディエルへ向かう ここからの登りはかなりきつかった。太陽の陽射しがきつかったせいもある。普通の団体ツアーではパスするところのようだ。No.17,19のロバで登ることもできる。No.18は扉にライオンが彫られた建物(Lion Triclinium(?))。
21−22.エル・ディエル(修道院) 幅50m、高さ45mとエル・ハズネより大きく、ペトラで最も大きいモニュメントとなっている。4世紀からはキリスト教の修道院として使われたらしい。
23−26.渓谷を上から眺める エル・ディエルからさらに奥へ向かうとアラバ渓谷(Wadi Araba)の断崖を見下ろせる(No.24,25)。No.23の一番遠くの山は白かったが、イスラエルに違いない。イスラエル側の砂漠に近いのだが、死海やイスラエル側の砂漠までは見ることはできない。
29−32.王家の墓 ペトラでエル・ハズネ、エル・ディエルと並んで有名なのがRoyal Tombである。No.29 Urn Tomb, No.30 Silk Tomb, No.31Corinthian Tomb, No.32 Palace Tombと並ぶ。No.31は、この写真ではわかりにくいが、上段がエル・ハズネと同じデザインで作られている。


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